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距離感

明治半ばの生まれの祖母は、「汽笛一声」が十八番だった
「何か歌って」と言われると必ずそればかり、4番ぐらいまでは歌っていたわね
鉄道が開通したのは、明治5年だから、まだ目新しかったのでしょう

その祖母が生きている間に、交通手段は目覚ましい発展を遂げ、遂に月にまで到着した
世界の距離感は著しく縮まった

私の時代は?
兎に角、物が増えたわね
浴室、洗濯機、冷蔵庫、電話、車、テレビ、エアコン、パソコン、etc.

10歳頃、図工の時間に、「未来」をテーマにしたエッチングをしたことがある
そこで、私が描いた物は、ほぼ実現済みです

・腕時計式テレビ電話→(スマホだわ!)
・料理の自動販売機(お金をいれるとカレーライスなどが湯気を立てて出てくるもの)→(自動販売機、レトルトと電子レンジなど)
・地下チューブを通るタイヤのない自動車→(リニアモーターカーの地下版)
・簡単に空を移動できる個人の乗り物→(ドローンの未来形?) などなど

でも、現代の通信網の驚くべき発展は、私の予想をはるかに超えていたわ

30才前後の息子達が生まれる頃、大型のデスクトップ型のパソコンが我が家の一員になった
それは今もあるが、ほぼ化石化している

息子達は、物は何でも揃っている中に生まれているが、
ネット社会の普及はまだ「夜明け前」の感じだった

それが、今では、赤ん坊がスマホの画面で遊んでいるのを見かける時代、
小学生でもスマホの扱いが手慣れたもので、びっくりする
彼らは、身体の一部のようにそれを使いこなしますね

これはもう、ある意味別世界
交通手段が世界の距離感を縮めたのとは比べものにならない、驚異的な通信網による距離感の縮小!!flair

byY.T
京都、丸太町、西大路、太秦、河原町のSOU音楽教室、べる音楽教室

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